普段は何も不憫がなければ何となくにしか見ていない電線ですが、何かのきっかけでとても気になる存在になるものです。弊社分譲地でも建物があった時には気が付かなかったのですが、建物を取り壊してみると隣地の方の電線が敷地内を通過していることが判明いたしました。

隣家の電線が分譲地上空に架かっている写真

建物が建っていた時には空き家になっていた期間が長かったこともありますが、隣地の方も認識はあったもののそれこそ早急の対応も必要なかったこともありそのままだったのでしょう。もともと同じ所有者だった土地を分けた際にそのままにしていたということも考えられます。

いづれにしてもこれで新しい方が家を建てることが決まり、建物の配置計画をお聞きしたところ、確実に電線が障害となりますので敷地の外に電線を移設する必要があります。早速に中部電力の担当者と現地にて打合せをさせていただき、移設の検討をしていただくことになりました。

今回は単に電線だけを移設することでは対応ができないため、新たに電柱を建柱しなければいけないのでご近所の方の敷地を拝借する必要が出てきました。費用は全て中部電力の負担となりますが、建柱の承諾も得なければいけませんので早急にご対応いただく必要があります。

打合せを終えてご近所への挨拶周りをしていたところ、庭木の枝に電線が接触しているのでついでに対応していただきたいとのこと。これもまた普段はさほど気に留めていなかったことが今回の件をきっかけに気になり始めたということなのでしょう。

その場で中部電力に相談したところ、該当の電線はケーブルTVの線なので対応できないということでした。その旨をそのままお伝えして直接連絡いただくことにしましたが、後日にケーブルTVに連絡したところNTTの線だと言われたそうで、素人には分からないものですね。

同じ電柱を使って共架しているのにもかかわらず、違う会社ということはありますが、そこは横でつながっていただけないものかなと毎回思います。お互いの管理責任範囲ということで理解はできますが取次ぎくらいはしていただきたいところですね。

普段は何気なく見えている電線も新築やご近所の工事の際に気になってくるものです。そんな時には電線が出ている電柱に貼ってあるプレートの会社に連絡してすぐに対応していただくようにしましょう。