松本市内にある分譲マンションの一室の売却査定依頼をいただきました。不動産の売却査定は一戸建て住宅であってもマンションであっても基本的な査定方法は同じです。立地や周辺環境など個別に評価して周辺販売事例なども参考にしながら査定をいたします。

松本市内マンションからの景観

ただしマンションの場合は、一戸建て住宅の査定においては重要視される道路付けやライフラインの状態については当然に整備されていることが多いので評価の対象とはならず、マンション自体の建物や敷地の維持管理状況などその管理の状態が評価に影響することになります。

またマンションは同じマンションの異なる部屋や周辺マンションの販売事例が存在することが多く、市場販売価格を査定する上では重要な要素になります。間取りや広さも3LDK~4LDK、60~80㎡といったものが主流ですのでよほど広い部屋でもなければそれほどの価格差は出ません。

築年数も評価の対象になりますが、ほとんどのマンションは鉄筋コンクリートあるいは鉄骨鉄筋コンクリート造ですので、新築間もない物件は別ですが築後20~30年程度の物件ではあまり差がでない、むしろ好立地中古マンション価格は上昇していますので古い方が高くなるケースもあります。

マンションの評価に大きく影響するのは立地と管理状況と言えます。各部屋においてもその維持管理状況によって価格に大きく差がでることもあります。購入する側がほとんどリフォームを必要としない状態であればその分価格が高くても売れるということです。

今回の査定依頼は管理人さんを通して依頼を受けました。他の部屋の販売に必要な資料をいただく機会があり管理人さんとお話している中で〇〇号室の方がいくらくらいで売却できるか知りたいというご相談があったそうで、弊社の連絡先をお渡ししてご連絡をいただいた次第です。

常駐している管理人さんですが、売却相談に乗ってみたり、また近親者がリフォーム会社をされているので機会があれば退去後のリフォーム営業のようなお仕事もされているようで、なかなか珍しい管理人さんだなと感心いたしました。

査定書のご案内時に費用のご心配をされていましたが、弊社もそうですが多くの不動産会社の査定は無料となっています。無料と言ってもそれなりの書類は作りますが、その後に売却となった際に報酬という形でいただきますので、ご縁をいただけましたらと思います。