土地の価格が高いのか安いのか、購入を検討している方にとっては最も気になるところです。ネット広告等で周辺に販売されている土地があれば何となく比較検討できますが、それでもなるべく安く買いたいというのが本音ではないでしょうか。

売地のイラスト

土地の購入相談の際も立地や広さから始まり当然価格の相談となります。予め予定している予算内で収まるようであっても多少のお値引き相談に乗ることはあります。とは言え売る側も販売計画の中で取り決めた価格ですので、よほど上乗せでもしていない限りは厳しい相談となります。

マイホームのための土地購入ですので一生ものという意識が強く、少しでも安く購入して納得したいお気持ちも分かりますが、結果的に売主側からお断りされて後味の悪い感じになったり、売主の気分を害してしまい一生ものが手に入らなくなるということもあり得ます。

実際のところは多少のお値引きは織り込み済みという売主もいます。建物の建築費用もそうですが物価が高騰しているご時世でもありますので、お値引きの相談をするのは決して悪いことではございませんので、仲介会社等がいれば相談してみると良いでしょう。

マイホーム以外にも収益用のアパートや戸建てを建築するために土地を購入するケースがあります。賃貸事業として継続していく必要がありますので、より安く購入することができれば将来の計画が立てやすいこともあり、かなり強いお値引き相談となることもございます。

マイホームのための土地購入に比べて商売としての仕入れという観点で見るため、いかに建築当初から採算ベースに乗るかという考えがあるため、思い切ったお値引き相談となるのは理解できますが、売る側も損切りしてまで手放すことはございませんので難しい相談となります。

それでも例えば当初予定していた費用がかからなかったなど売主側の事情によりお値引きが可能な場合もございますので、土地仕入れの際には真摯に交渉することは必要かと思いますが、お互いに気持ちよく取引を終えることが大切ですので、一方的で高圧的な交渉は避けたいところですね。