松本市あがたの森公園の西側で、道路拡幅工事による遺跡調査が行われています。
いわゆる埋蔵文化財保護地域に指定されているために調査が行われています。
民間工事の場合は一般住宅であれば、ほとんど届出で済みますが、開発道路等を造成する場合は調査が実施されます。
以前にブログで紹介いたしましたが、私が関わった分譲地でも、平安時代のキッチンが出土したことがありました。大昔から住みよい環境だったのでしょう。
さて、県町遺跡の調査でも、これまでに、弥生時代の竪穴式住居跡や平安時代の土器片、馬の骨などが出土しているようです。
また、平安時代に薄川が氾濫して、弥生時代の地表面を削ってできた川筋が見つかったようです。あがたの森公園から西側のイオンモール松本方面に向けて流れていたことを示しているとか。
あの穏やかで、美しい薄川は氾濫とは、今では想像できないですよね。
現在は堤防も築造されハザードマップの浸水想定も0.5m未満となっていて、それほど心配はないですが、過去の川の流れを知ることは、今後の防災減災を考えるうえではとても大事なことだと思います。
不動産としては、あがたの森公園周辺は、とても人気のある地域で土地の坪単価も上がってきています。
住宅地としては少々贅沢な感じもしますが、そんな情報も皆様にお届けしていければと思います!