不動産の仲介業務と言うのは、売主と買主の間に入って取引のお手伝いをする業務です。
売主側と買主側にそれぞれ仲介会社が関わっていれば、それぞれの立場でお手伝いをすることになります。売主側の条件や買主側の希望や要望を、業者同士で調整することになります。
👥買主のお手伝いが基本的な業務
ひと昔前のように、不動産を探している方が事務所にきて、ペーパーの資料を並べて検討するという光景は少なくなりました。今やネット検索、それもスマートフォンでの検索が8割とも言われています。
多くの不動産会社もFAXや電話で物件の問い合わせをする場面は少なくなり、ネット情報を中心に探しているのが現状です。それでも時にはアナログで得た情報が手元にある場合もございますので、不動産会社に出かけて相談することも有意義なこともあります。
情報収集のほとんどはネットで完結しますので、あとは専門家としての物件の調査、取引や手続きのアドバイスや段取り、時には価格交渉をしたりしながら成約に向けてのお手伝いをします。その他住宅ローンや税制、公的な補助金や制度の案内、瑕疵保険や火災保険などの相談や建築に関する相談に乗ることもあります。
不動産会社は取引全般に関する専門家という立場で買主のサポートが主な業務と言えるでしょう。
👥売主のお手伝いも基本的な業務
売主から売却のご相談を受けることもございます。売却相談も今や一括査定サイトなどによりネットで始める方も多くなりました。
それでも売却査定についてはまだまだアナログな場面が多いような気がします。弊社でも個別にご相談いただくこともあり、価格査定をしてその価格を基本に、ご面談やメール等により売却希望時期などをお聞きしながら販売価格を相談させていただきます。
不動産は唯一無二の商品ですので、販売条件は売主の希望に沿った条件となります。その条件で購入したいという方がいればご縁談となるわけですので、買主側の希望や要望を押しつけるなどすれば破談となることも予測されます。
そういう意味では不動産会社は売主側につくという見方もできますが、どちらの味方なのかという議論とは少し意味合いが違うでしょう。敢えて言えば、物件の売主は1人ですが買主は他にもいるという考え方をすれば、売主側のスタンスということになるのかもしれませんね。