住宅を建てる際に、車の出入りの都合上、電柱が邪魔になって移設しなければならない場面があります。
🚘 簡単に移設できるものなの?
見てお分かりのように、簡単に移設できるものではございません。
地中は5m程掘って埋められていますので、移設となると大工事になります。
電力だけでなく、電話やケーブルテレビ設備など(共架物といいます)がありますので、諸々の調整も必要となります。
移設をお願いしてから現地での打ち合わせを含めて2~3ヵ月は要します。
ただし、工事自体は1~2日で完了する場合が多いです。
🤑 費用はいくらくらい?誰が払うの?
電力会社によっても多少の差はありますが、だいたい30~35万円くらいが相場ではないでしょうか。
誰が払うかに関しては、元の場所から移設する場所によって違います。
道路などの公用地内での移設は、電力会社が負担してくれたり、移設を必要とする方々と折半したり、ケースによって様々かと思います。
移設を必要としている方の土地の中での移設や、公用地から民地への移設の場合はだいたい電力会社が負担してくれます。
💰 電力会社より敷地利用料が支払われます
さらに、民地に電柱がある場合は、電力会社から「敷地使用料」が支払われます。
1,500円/年ほどで、3年に1回の支払いですので、気が付かない方もいますが(笑)。
以前にブログでも紹介しましたが、電線の地中化の実現は程遠いですので、家を建てる際は、しばらくは電柱の問題は避けて通れないですね・・
電柱が建っている土地を購入された際は、使用料支払い先の名義変更もお忘れなく。
ご相談は中部電力の配電建設課までお問合わせしましょう。