松本市も全国的な傾向と同様、超少子高齢化による人口減少社会において持続可能なまちづくりを進めるために、歩いて暮らせる「集約型都市構造」を目指しています。

松本市の都市機能誘導区域及び居住誘導区域のマップ
中心市街地を都市区と住居区で区域化していきます
👪 集約型都市構造ってどんなイメージなのでしょう

大きく3つの区域に区分した計画となっており、それぞれにあるべき姿を定めています。

まず都市機能誘導区域は、医療施設、福祉施設、商業施設といった施設の立地を誘導すべき区域とし、次に住居誘導区域は、都市の居住者の居住を誘導すべき区域として定めています。

基本的には都市計画区域内での策定としていますが、区域外の暮らしも視野に入れて、一部地域については分析を実施しています。しかしながら、どうしても都市計画区域が中心の計画となるでしょう。

市街地中心部使う、訪れる場所として機能を充実させて、その他は住む、訪れる場所として明確に区分して住みやすい街を実現しようという構想ですね。

市街地中心部では基本、車は利用せず徒歩もしくは公共交通機関を利用して移動するというイメージですね。

👪 居住誘導区域ではどんな取り組みがなされるのか

基本的には土砂災害等の災害の危険性が高い区域は除外されますが、都市誘導区域や鉄道の徒歩で行きやすい区域が指定されています。また、ある程度人口のいる新規開発分譲地なども含まれてきます。

住居として誘導するということは、それ以外の建築物を建てる際には許可届け出が必要になるのでしょう。逆に区域外で一般住宅を建築する際にも許可や届け出が必要になる可能性もあります。

また、空き家空き地といった利用されていない不動産についても撤去や整備を進めやすいように、権利設定金銭支援等の施策も進められることでしょう。

住みやすい、使いやすい、訪れやすい松本市を目指しての計画は今後も続いていきます。

新庁舎の計画も、ゆっくりではありますが進んでいます。令和5~6年には旧建物の解体工事が始まる計画になっています。

ますます魅力のある街になっていきそうな予感がしますね。