時々お邪魔する定食屋さんでメニューを見ていると、何だか値段があがったような・・・

そうではありません、消費税を含めた総額での表示の義務化が始まっていたのですね。

税込み表示のOK例とNG例
💰 消費者に分かりやすく表示することが目的です

確かに今までは「〇〇円(税抜き)」となっていて、いざレジに行ったら高く感じたというような感覚があったような気がしますね。

どんどん上がっていった消費税に対して、売る側の要望で義務化が引き延ばされてきたのです。

もともとは2004年4月に総額表示の義務化は決定されていたのですが、税抜きでの価格表示が一般的であった業界からの要望で、特別措置法として条件付きでの税抜き価格表示が認められていたのです。

そして、いよいよ2021年4月から、特例措置失効して総額表示の義務化が厳格化されたのです。

これからは一目見てレジで支払う価格が分かるので、余計な計算をする必要もないですし、あれ、足りない・・・といったハプニングも激減することでしょう。

価格は変わっていないはずなのに、何だか値上げしたような錯覚にはなりますけどね。

💰 お買い物の機会が減っていくのでしょうか

総額表示されただけでも何となく、値上げ感が否めないところはありますよね。購買意欲にも多少は影響があるように思います。

必要なものとそうでないもののより明確な線引きにより、嗜好品には少なからず悪影響が及ぶような、そんな気がいたします。

そういった懸念もあり、大手衣料品店等は、表示価格を据え置くということにしたようです。裏返せば消費税分値引きということになりますよね。

また大手飲食店等は、従来の1円単位までの価格を全て廃止することにした会社もあるようです。1円単位の端数分の値引きということですね。

不動産住宅業界においては、価格が大きいので、もともと総額表示している会社が多かったように思います。百万単位の消費税ですから、購買意欲はもとより買えるかどうかの判断まで迫られる可能性もありますよね。

ちなみに100円ショップは110円ショップと店名変更はしなくて良いそうです。

しばらくは値札をしっかり見るようにはしたいものですね。