土地の購入を検討する際には、その土地の形は当然気になるものです。

風水的にも南北に長い整形の土地が一番良いと言われます。なるべく北側に家を建てると南側の陽当たりが確保しやすいからですね。次に東西に長い、やはり整形地が良いとされています。

松本市惣社新築分譲住宅
松本市惣社にて販売中の新築建売住宅。
南側は不整形ではありますが、広いお庭があります。
□土地の形は整っていたほうが良い

家を建てるために購入する土地であれば、もちろん土地の形は整っていたほうが建物の配置も決めやすいですし、風水的にも均等に気が入るということで良いとされていますが、いくら整形でも鰻の寝床のような奥行が極端に長いのは、気を取り入れにくいので良くないとされています。

中でも三角形の土地は、バランスが悪いので商売や家庭が傾くとか、死人の三角頭巾をイメージさせるから縁起が悪いということで、昔からあまり良くない言い伝えがあります。何となく交差点付近にある場合も多く、実際に事故や災害の心配がある土地ということにもなります。

また台形の土地については、前面が狭く奥が広い土地は、末広がりで家が繁栄するのでよい、逆に前面が広く奥が狭い土地は昔の棺桶の形を連想するため良くないと言われます。

色々な心配を払拭するためにも、やはり土地は形の整った整形地がよいという結論に至ります。ただし不整形の土地でも建物の配置を考えたり、フェンスや植栽で生活する部分の土地の形を四角形になるよう区分をすれば凶運を回避できるとも言われています。

△不整形地の大きなメリットは価格

整形地に比べて不整形地は価格が安くなっているケースが多いです。家を建てるために購入する場合でも、配置計画がうまくいきそうであれば、検討する価値はあると思います。

形の悪い部分が建物で隠れる場合であれば、見えない部分は植栽などで工夫すれば満足のいく仕上がりになると思います。土地の価格が予算より低く抑えることができれば、カーポートや外構工事に費用を充てることもできますので、色々楽しめるのではないでしょうか。

私自身も、建売住宅の企画販売に携わっていたころに、もともと駐車場として利用されていた三角形の土地を破格の値段で購入させていただきました。

三角形の一辺が道路にしっかり接していましたので、難なく建物の配置も決まり、40坪程の広さでしたが駐車場スペースも2台分確保することができました。建売分譲価格は破格?の1800万円(土地+建物)ということで即日に売却となりました。

風水等を極端に取り入れる方であれば難しかったかもしれませんが、立地と間取り、そして何よりも価格に共感いただき良縁となりました。今でも家族4人で快適に住まわれていることでしょう。またふらっと寄らせていただきます。