松本城の桜もいよいよ満開に近づいて参りました。早朝から大勢の方がカメラを持ってお城とお堀と桜の景色を写真に収めようと、様々な角度からカメラを構えていました。夜桜のライトアップもおあるので、1日中楽しむことができますね。

ウッドハウス信州島立新築建売住宅(キッチン~リビング)
松本市島立のウッドハウス信州建売住宅が完成しました
🌸新築住宅は購入直後にアフター対応が始まる

完成したばかりの新築住宅はキレイでとても魅力的ですが、いざ生活が始まると様々な事象が発生します。

生活が始まると、人の体温や、冷暖房設備などにより室内の温度変化が始まり、特に木製品に不具合が発生することが多くあります。建具や床などを想像するかと思いますが、木造住宅であれば壁紙の下地にも木製の建材が使用されています。

木材は温度変化によって多少の収縮が発生しますので、建具の建て付けに影響が出たり、床材を支える木材の変化により、それを支える束(つか)が緩んだり、床材がきしんで音が出たりすることもあります。

時間の経過とともに症状が収まることもあるので、しばらく様子を見ていただくとよいかもしれません。それでも気になる場合にはアフターサービスに依頼して床下点検などによる対応をお願いしましょう。ビスや釘などによる木材の接合箇所に原因があるケースが多いので、簡単な調整で解決できると思います。

🌸壁紙に隙間が出てくる現象の集中対応

以前に12連棟の新築建売住宅の企画販売を担当していた時のお話ですが、秋口から初冬にお引渡しをしたお客様から、壁紙に隙間が出てきているというご相談がありました。

壁紙はビニール製ですので収縮は考えにくく、多くは下地の木製建材の収縮により表面の壁紙(クロス)が一緒に動いてしまった結果でした。施工精度にもよりますが、例えば、天井と壁の角など入隅部分には特に発生しやすい事象です。

また、冬場にかけてファンヒーターなどの暖房設備の使用により、室内の温度変化が大きくなる時期となります。一冬超えると木材も落ち着き始めますので、ある程度様子を見ようということでご了解をいただき、春先に対応するお約束をさせていただきました。

その後、桜満開の季節におうかがいしたところ、予想通り何カ所か壁紙に隙間が出てしまっていたので、補修対応をさせていただき、その後はご連絡もなくお過ごしいただくことができました。結局12棟のうち、6棟にて同様の対応をすることとなり、桜の季節の集中対応となった次第でした。

女鳥羽川沿いの歩道桜も満開となりました