大型連休も終わりという方も多いとは思いますが、早く身体をお仕事モードに戻していきたいところですね。

弊社も本日より通常業務ということでブログも始動させていただきたいと思います。お蔭様で連休中も色々なご連絡を頂戴して、身体は休んでいましたが、頭は多少の準備運動をしながら本日を迎えることができました。

お出かけと言えば、先日に上高地へ向かう国道沿いで土砂崩れが発生しましたが、連休初日の29日の早朝には復旧したということで、開山祭は中止となったようですが、観光への影響は最小限にとどまったようです。

防護ネットがあっても崩れたとなると、雨の日の通行は避けた方がよさそうな気持ちになりましたね。

🏔土砂災害地域にはイエローゾーンとレッドゾーンがあります

土砂災害が発生した場合に、建築物に甚大な損壊が生じて、住民の生命または身体に著しい危害が生じるおそれがあると認められる土地の区域が、土砂災害特別警戒区域に指定されています。警戒区域を通称イエローゾーンと呼ぶのに対して、特別区域はレッドゾーンと呼ばれています。

松本市里山辺にあるレッドゾーンの様子
松本市里山辺にあるレッドゾーンの様子
🏠土砂災害警戒区域は既存の住宅地で指定されていることも・・・

土砂災害警戒区域であっても、建築の許可が下りれば建築物を建てることはできます。ただし、新築・改築・増築いづれの場合にも通常の検査よりも厳しい内容の検査を受けることになります。

もしもの時に、建築物が土砂等で作用する力に対して安全なものとするために、鉄筋コンクリートの壁の厚み、鉄筋の量、窓などの開口部の制限が決められていたりします。また、外壁等が破壊しないことを構造計算によって確認する方法が決められていたりします。

不動産会社もそうですが、設計士や住宅会社が当然認識しているとは思いますので、知らずに土地を購入するなんてことはないと思いますが、建築の許可を受けるための費用や、対策を講じた建築物にするためには通常よりも大幅に費用がかかることが考えられます。

命の安全と財産への危害を防ぐためには必要な費用ですので、仮に災害警戒区域で建築をするということになった場合には、十分かつ慎重に検討しましょう。