決済日時の変更は最大限の注意が必要です

売主買主の双方の準備がありますので、売買契約日からおおよそ3～4週間後に決済日時を設定することが多いと思います。

以前に勤めていた会社での出来事ですが、中古住宅の仲介業務にて、無事に売買契約を済ませて、後は売買代金の支払いと物件のお引渡しの同時履行による決済を迎えるのみとなりました。

決済日1週間程前になって買主様から、引越しの準備が間に合わないとのことで、決済日時の変更希望のご連絡がありました。2～3日の遅れでしたので、特に深く考えずに、売主様始め各方面の段取りを済ませて事なきを得ました。今思えば、引渡しの後にゆっくり引越しすればよいことですが、何か迷いがあったのかもしれませんね。あるいは何か付加条件を模索していたのか・・・。

しかしその後になって、またもや買主様からの日時変更のご依頼がありました。理由は息子さんにも同席させたいとのことで、日取りを変えてほしいとのこと・・・今であれば今更ということで断るべきだと考えますが、当時は面倒だなと思いながらも売主様にお伝えさせていただき・・・予想通り？（今思えば）激高！されました。

すぐにご自宅に飛んで行って、事情を説明して何とか気を静めていただいたような感じでした。お引越し先の賃貸契約の都合もございますし、なにより自宅を手放して引っ越すことのストレスもあったでしょう。温厚な売主様もさすがに堪忍袋の緒が切れたような感じで、平にお詫びするような状態でした。

買主様の都合をそのままお伝えしてきたことを深く反省いたしました。双方にとってとても重要なイベントであり、様々な方の段取りもございます。決済日時はそうそう簡単には変更してはいけないものと、当時は深く反省したものでした。以降は、重要なイベントとして肝に銘じて対応させていただいています。

約束は守る！当たり前のことですが、今年も目標の1つにしたいと思います！