不動産を探している時に、建物の表記で「平屋建て」と「平家建て」の表記の違いが気になったことはありませんか?記載されている書類によって平屋だったり平家だったりします。読み方は両方とも「ひらやだて」と読みますし、どちらも一階建ての建物ということで意味は同じです。

平家(平屋)の登記

不動産会社の方も含めて、馴染みがあるのは「平屋」の漢字ではないでしょうか。一般的にも平屋の方がよく見る気もしますが、そこまで意識していない些細な違いなので正直あまり使い分けてないですね。

では、平家と表記されているのはどういった場合なのかというと、不動産の登記書類や建築基準法関連の書類での表記にこの「平家」が使われています。建物の登記簿謄本には送り仮名のない平家建と表記されています。

法律や規制の中では平屋と書かれたものはなく、全て平家ですが、私たちが日常に一階建建物の事を書く場合には特にどっちでも問題はありません。ただ不動産に携わる専門家、司法書士や土地家屋調査士、建築家などは正確に平家建と書く必要があり、公的書類には平家建が適切な表記になります。

先日に、建物滅失登記の申請の際に指摘を受けて修正いたしましたので、今後は多少は気を付けるようにしたいと思います。