松本市島内保育園の北方約400mにある土地の境界確認のために、売主の代理として立会いに出かけて参りました。3名の隣接者と、道路や水路とも隣接しているため松本市の担当者様にもお立会いいただき、曖昧な土地の境の確認作業を実施いたしました。

松本市島内のとある水路
その昔はお宮まで行くための生活道路だったようです
松本市島内土地から見える北アルプスの絶景
北アルプスの絶景を眺めることができました

境界の杭などがあれば、勿論そこを境として再確認をすることになるのですが、昔からある水路や畑との境界は曖昧な場合がほとんどです。過去に測量した経緯もないため、法務局に備えられている公図という明治時代に作成された古い地図を基に確認することになります。

公図は、ある程度土地の形は一致しているのですが、境界の確認となると隣接関係者との相談が必要になります。現地の様子を見て、どこまでが自分の土地であるかというのは、それぞれ皆さまの認識はあります。ただ水路は長い年月を経て動いていることもあり、また公図上にはない畦道があって、昔は生活道路になっていたというお話でした。

水路の両側には、通常土などを上げるスペースがありますので、水路を挟んで両側均等になるように境界を確認する作業となりましたが、主張が異なる箇所もあり、そこは参加者全員の同意をもって確定することとなりました。

公図上にない畦道については、わざわざ新たに地番を分けて登記する作業はとても大変で現実的ではないので、そのまま民地の一部ということで確定いたしました。幸い今は新しい道路もできて限られた方しか利用していないということなので、いづれは田畑のほ場整備も入る予定もあるのでその際に畦道部分も田畑の一部になるのでしょう。

約1時間の境界確認の作業でしたが、皆様ご協力ありがとうございました。