建物の屋外設備は主に、水回りに関わる設備です。
水道メーターや下水管の点検用の枡、雨水を浸透させるための枡などが設置されています。
キッチンやお風呂からは家庭ごみなども一緒に流れてきますので、目詰まりを起こさないように、それらを受ける格子状の蓋があります。
毎日点検して掃除するような方はいらっしゃらないかと思いますが、通常は2~3ヵ月に1回は点検するようにと説明があります。
その時は何となく聞いていても、実際住み始めるとあまり気にすることがなくなり、何年も放ったらかし・・・ということもあり得ます。室内の排水口付近で違和感のある音がなり出した時に思い出した、何て話も聞きます。
もちろん、家族構成や使用頻度によってそれぞれのタイミングはあるかと思いますが、半年に1回くらいはマイナスドライバー等で表蓋を取って点検するようにしましょう。面倒な作業ですが、室内の配管を長持ちさせる要因にもなりますので定期的に行うようにしましょう。
屋根やベランダからの雨水を浸透させる浸透枡と呼ばれる設備が、建物の角にあります。
全国的にそうだと思いますが、松本市も雨水については敷地内で浸透させるようにして、絶対に下水に流さないようにと決められています。大雨になるとマンホールから水が噴き出して大騒動になりかねません。
開発等の宅地造成地を見ても、売れる前から大きな浸透枡が設置されている現場を時々見かけます。宅地造成を許可するための条件になっているためです。雨水の処理については十分に注意しなければいけないということなのです。
以前、偶然か故意かはわかりませんが、雨水枡に土が埋められてしまっていて、その枡はベランダからの雨水を浸透させる枡でしたので、ベランダに雨水が逆流して湖のように水溜まりになっていたのを見ました。
大雨が降ると予測できない事態にもなりますので、こちらも時々は点検するようにしましょう!