先日、松本市勤労者福祉センターにて開催の、松本法人会主催の決算説明会に行って参りました。

さすがに3月決算の法人は多いからなのでしょうか、大会議室での開催となっていました。

松本法人会決算説明会資料
💰 新型コロナ対応の税制改革が目立ちますね

中小法人を対象とした措置がメインとなっていて、納税の猶予、各種納税額の軽減やテレワーク対策の設備投資に対する、即時償却や税額控除といった措置が新設あるいは延長措置が取られることになります。

個人向けでは、住宅ローン控除の適用要件の弾力化、耐震改修した住宅に係る不動産取得税の特例措置や自動車税の臨時的軽減措置が延長されたりしています。

ピンポイントで該当する方にとっては、大変ありがたい措置でしょう。

しかし、もう少し日常生活に関わりのある税についての特例措置はないものかと思います。身近と言えば、消費税所得税といったように、ほとんどの方が恩恵を受けられるような、そんな特例はないものかと思ってしまいますよね。

🏔 地方創生応援税制(企業版ふるさと納税)の拡充というのもありました

読んで字のごとく、地方創生のために地方都市へ資金を流して応援しましょうという制度です。

寄付をした法人に対して、寄付額の3割を損金算入(経費)にして6割が法人税等から控除されるものです。

これだけ聞けば1割負担で寄付ができると思いますが、税額控除は上限が決められていて、節税という意味では少しインパクトは弱いのかなとも思います。

実際、長野県の寄付状況をネットでみる限りではあまり活用されていないような状況でした。

弊社も今回の説明会にて認知したくらいですから、あまり浸透していないのかも知れませんね。

いづれにしてもお蔭様をもちまして無事、決算を迎えることができました。しっかり納税できるよう引き続き精進していきたいと思います!