松本市元町2丁目にて、新築建売住宅の建築がようやく着工となります。
6月末に土地を購入してから2ヵ月が経過しようとしています。建築チームが他の現場に入っていたというのもありますが、住宅用地として仕上げるのにはお金も時間もかかるものです。
👷 古家が建っている場合はまずは解体工事
一般個人の方が、古い建物が建っている状態で住宅用地として購入するのはハードルが高いものです。
建物の解体費用が発生するとなると予算がオーバーしたり、着工できる時期も定まらないというのは、お住まいとして購入するには心理的な負担も大きいのではないでしょうか。
今回の物件にも古家が建っていましたので、それなりの費用と時間を要することになりました。
木造住宅でしたので、解体工事が始まると2週間程でほぼほぼ更地にはなりましたが、今回は最後にブロック塀の取壊しについて、多少隣接者の方と協議する機会がありましたので、その分時間が経過いたしました。
ブロック塀の老朽化がすすんでいて危険な状態であることをご理解いただき、取壊しする運びとなりました。
今まで目隠しとしてお互いに機能していたブロック塀ですので、取り壊した後のことについても、住宅が完成して販売活動を行う中であらためて相談させていただくこともお伝えしました。
👷 土地の境界ブロックや上下水道の整備
今までは、広い敷地に建物が1棟建っていましたので、上下水道の設備も1棟分です。
これで新築住宅が2棟建築されますので、上下水道の設備を、前面道路の本管から引き込む工事が必要となります。
自治体によっては、下水道工事のみ公費で支出してもらえることもありますが、松本市の場合は全て自前での工事となりますので、その費用もなかなかの金額です。
引き込み管の長さや掘削する深さによって費用は変動しますが、だいたい50~80万円程の費用がかかります。
道路も数日間ストップしなければならないとなると、警備等の費用も発生しますので、毎回変動幅があって予算組みに苦慮するところです。
さらに、隣地との境界線上には、だだっ広い草原でもなければ、通常はブロック等の敷き込みや土留め工事も必要ですのでその費用も発生します。
今回の現場は電柱の移設工事も検討しなければならないので、その費用も当然計上しています。
こんな具合に、多い時には当初購入金額から3割増なんてことになることも・・・
新規に区画整理されたような分譲地であれば、このような心配はございませんが、特に個人所有で売り出している土地などは、こういった付随費用もよくよく検討するようにしましょう。