不動産の購入や売却のお手伝いをする際には、建築基準法や都市計画法にかかわる調査をします。
ネットで調べられることも多いのですが、地図が雑だったり文字が細かかったりと、あまり精度が高くない資料もあります。
そんな時は自治体に足を運んで、詳細な資料を閲覧、あるいは写しを取得することになります。
🛣 都市計画道路の線が通っていました
弊社の関連会社にて、元町2丁目で新築建売住宅を2棟建築する予定があります。
その土地の調査をしたところ、その一部が都市計画道路の計画線に触れていました。売主業者が入っていたとは言え、再確認を失念しておりましたことを反省しております。
新築住宅の計画には影響はございませんが、いつ実現するかわからない計画道路であっても心理的なひっかかりは否めませんよね。
計画線がかかっている土地には、それなりの建築制限もあります。住宅を建築する際には自治体の許可が必要となり、建物も地下階を有しない2階建てまでに制限されます。構造も、木造あるいは鉄骨造に制限されていて、鉄筋コンクリート造だと許可されません。
今回は2階建て木造の一般住宅ですので問題なく許可は下りますが、ひと手間かけなければいけないので、十分にお手伝いさせていただきたいと思います。
🛣 計画線が通っていることのメリットもあります
将来的に道路工事のために、建物と土地を明け渡さなければいけないというのは穏やかではありませんね。
ただ、何十年も前に計画された道路の大半は実現していない実情や、人口減少による計画の見直しの中で、計画自体がなくなることも考えられます。
また、いよいよ計画が実行されることになったとしても当然それなりの補償は受けられます。
土地や建物の買取りはもちろん、庭木や車庫、門塀に至るまで補償金の対象となります。仮住まいや引っ越し費用もしかり、場合によっては独自の迷惑料なども上乗せされるということもあります。
お金では納得できないようなこともあるかも知れませんが、かなり手厚い補償になることは考えられます。
まずは実現性が薄いという事実を確認して、万が一の際にも手厚い補償があるということを理解していただければ、何ら不憫なく新生活が始められるということでご検討いただけるものと思います。
災害の心配も少なく、生活便利な元町2丁目の新築建売住宅を、後日にあらためてご提案させていただきますので、お楽しみにお待ちください。