先日ご案内させていただきました貸家の引渡しが無事に終わりました。

貸主側の不動産会社さんの専任での取り扱い物件でしたので、弊社は借主側の仲介業務ということでお手伝いさせていただき、無事初期費用の入金を確認して完了となりました。

貸家初期費用一覧
💰初期費用は物件によって様々です

賃貸借契約の初期費用はけっこうな金額になります。数万円の家賃の支払いだけを想定して検討している中で数十万円の初期費用は想定外な金額になることもあります。

最近は礼金という名目の費用は少なくなってきましたが、需要の高い立地のアパートや一戸建て貸家は物件数が少ないこともあり、まだまだ礼金を納める習慣があります。

敷金が不要な物件もありますが、家賃1~2ヵ月分というのが相場ではないでしょうか。時々ペットと住む場合は3~4ヵ月分を納めるという契約条件の物件もあります。

一部のメーカー系の物件の場合には一時金という名目で7~8万円必要な契約もありますが、何のお金かよく分かりませんが、礼金と同様に借主に返還や還元されることはないです。

敷金については、部屋の使用状況によっては退去時に返還されます。

先日、中古住宅を購入された方は、今借りている部屋の壁にいくつか穴を開けてしまっていると言って心配されていましたが、そんな場合は補修が必要になるので全額の返金は難しいかもしれませんね。

通常の生活による汚れやキズ程度であれば、現在の法律では全額返金されることが多いでしょう。

💰仲介手数料は合計で家賃の1ヵ月分

手数料は家賃の1ヵ月分が限度ということで、貸主と借主から家賃の0.5ヵ月分づつ、あるいはどちらかから1ヵ月分が限度となります。

よく「借主は家賃の半額」というような触れ込みを見ますが、ある意味当たり前の話なのです。「仲介手数料無料」という場合には、大家(貸主)さん側から1ヵ月分なりをいただいているのでしょう。タダ働きはあり得ないですからね。

借主側の業者が手数料として1ヵ月分を請求している場合には、貸主側は礼金や一時金などから広告料という形で請求している場合もあります。

また更新料という名目の費用もありますが、こちらは大家さんに支払うお金です。仲介会社に支払う更新手数料とは異なりますのでご注意ください。

今回は大家さん側からは手数料をいただけないということで、貸主側と借主側の業者がそれぞれ家賃の0.5ヵ月分ということでお仕事させていただきました。

東京からのUターンに間に合って良かったです。今後は一戸建て住宅の購入も検討しているということで、引き続きゆっくりとお手伝いさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。