不動産売却を依頼する際に、まずは大手不動産会社へと考える方も多いでしょう。しかしながらいくら大手会社と言えども、実際に売却の査定業務や売却活動を行うのは1人の担当者です。

不動産業務やその地域に精通していて信頼のおける担当者であれば安心してお任せできますが、多少なりとも不安があるような場合は、地域の不動産会社にも依頼してみてはいかがでしょうか。

H.I.C不動産の不動産売却ガイド
🏢地域の不動産会社も上手に使いましょう

地域の不動産会社は、地場に根差した不動産投資家や地主と独自のネットワークを築いていることもあり、近隣エリアで最近売り出された類似物件の販売価格など、その地域の不動産情報をいち早く掴むこともあります。

また周辺エリアの不動産情報に精通している不動産会社は、その地域に根ざした人脈や情報などを強みに、大手不動産会社ではアプローチできない買主への積極的な販売活動が期待できるとも言えるでしょう。

不動産査定についても、例えば、売却価格は築年数・広さ・立地条件等以外にもその地域の独特の事情やブランド力なども影響するため、様々な要素を総合的に評価して価格を設定する必要があります。机上査定では気づけないような細かい特徴を評価してくれる会社が多いのも、地域の不動産会社の特徴と言えるのかもしれませんね。

担当者の資質も不動産会社選びで重要なポイントの一つです。不動産の売却活動は、営業担当の経験値や熱意・誠意に支えられる部分も多いため、会社自体がいかに優れていても、希望通りの結果になるとは限りません。

不動産会社の営業担当には売却に関する専門知識や営業スキルのほか、売主と一緒になって売却活動に取り組んでくれるという真摯な姿勢も大切でしょう。例えば、売主の提案や意見を全く聞かなかったり、メールや電話の返事が遅かったりする場合は再検討する必要もあるでしょう。

また、物件の良いところだけでなく、欠点を正直に教えてくれる営業担当は好感を持たれることが多いと思います。日当たりが悪い場合や、立地が良くなければ査定額にも影響してくるので、営業担当の誠実さを知るという意味でも色々と質問されてみてはいかがでしょう。