先日、地元の不動産鑑定士さんから依頼のあった物件の売却のお手伝いをさせていただきました。

1年ほど前に、弊社のホームページを見ていただき、売却物件の相談があったらお手伝いいただきたいとのご指名を受け、挨拶に出かけたのがお付き合いの始まりでした。

不動産鑑定士と不動産屋のイラスト

数ある不動産会社の中からたまたま弊社のホームページを見ていただいたと思っていましたが、鑑定士さんが不動産会社とお付き合いしてきた中で積み重ねた経験から、独自の観点で探していたというお話でした。印象的だったのが、まだ開業間もない会社というのが条件のひとつにあったことでした。詳しくはお聞きしませんでしたが、何か不利益を被った苦い経験があったようです。

不動産売買の業務の中で時々耳にするのは、横取りや飛ばしといった行為です。ある会社がアプローチしていたお客様や売主様を先回りして横取りしたり、紹介を受けたにもかかわらず、その紹介者を介さずにどんどん売却を進めていったりする行為のことです。最終的にはお客様が理解して納得のうえ契約に至れば良いですが、業者間ではすぐに噂になり警戒されることにはなります。

恐らくはそのようなことがあったのだろうとは推察できましたが、今回は区分所有建物の売却を直接にご依頼いただきましたので、弊社にて販売活動をさせていただき、めでたくご縁談となりました。売主様は三重県の方、買主様は広島県の方ということで、共に信州松本の気候と景観に惚れて移住ということで、お話も盛り上がり無事にお引渡しとなりました。

私自身もそうですが、県外出身の方々とお話をすると、あらためて信州松本の魅力をお聞きすることができるので、移住希望者の方々の相談にも役に立てていきたいと思います。